【重要】Oracleに関するお知らせ > 重要なお知らせ > Oracle 12.1.0.2 32bit clientを導入する場合の障害について[2016/01/05]
「Oracle 12.1.0.2 32bit clientを導入する場合の障害について[2016/01/05]」の目次
Oracle 12.1.0.2 32bit clientを導入する場合の障害について[2016/01/05 追加]
Oracle 12.1.0.2 32bit clientを64bit Windowsに導入する場合の障害について[2015/08/11]
Oracle 12.1.0.2 32bit clientを導入する場合の障害について[2016/01/05 追加]
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「Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ (x86)」が導入されていない環境では、
Oracle 12.1.0.2 32bit client for Microsoft Windows を導入する場合に、
導入の最後のステップで、Net Cofiguresion Assistant が起動できないため、Oracle Client構成が失敗します。
[2017/03/29 追加情報] Oracle 12.2.0.1 32bit client for Microsoft Windows の導入では発生しません。
【原因】
Oracle 12.1.0.2 32bit client の 導入用の構成ファイル(oraparam.ini)のバグが原因です。
「Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ (x86)
※
」が導入されている環境では、発生しません。
※導入の確認方法
Windowsのコントロールパネルから表示するプログラムのリスト(プログラムと機能のリスト)に
「Microsoft Visual C++ 2010 x86 Redistributable - 10.0.xxxxx」が表示されていれば導入されています。
【回避策】
以下のいずれかの方法で、回避できます。
Oracle Client 32bitのインストールイメージのフォルダ\install\ の oraparam.ini の記述の、
#MSVCREDIST_LOC flag will provide the name of the exe that is being shipped in stage/ext/bin
MSVCREDIST_LOC=vcredist_x64.exe
の部分の MSVCREDIST_LOC=vcredist_x64.exe を MSVCREDIST_LOC=vcredist_x86.exe に変更してから、インストールを行う。
この変更で、Oracle Client 32bitのインストールイメージのフォルダ\stage\ext\bin\ の vcredist_x86.exe が実行され、
「Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ (x86)」が導入されます。
「Microsoft Visual C++ 2010 SP1 再頒布可能パッケージ (x86)」を別途導入してから、
Oracle 12.1.0.2 32bit client for Microsoft Windows を導入する。
「Microsoft Visual C++ 2010 SP1 再頒布可能パッケージ (x86)」は、ここからダウンロードできます。
https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=8328
Oracle 12.1.0.2 32bit clientを64bit Windowsに導入する場合の障害について[2015/08/11]
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Oracle 12.1.0.2 32bit client for Microsoft Windows を 64bit Windowsに導入する場合に、
「製品のインストール」のステップの「準備」が進行中になった時に、Oracle Universal Installer が終了し、
インストールできない場合があります。
【原因】
Oracle 12.1.0.2 32bit client の Oracle Universal Installer のバグが原因です。
バグID:2058473 で認識されているバグですが、まだ Fixされたバージョンは、リリースされていません。
Oracle 12.1.0.2 64bit Server(64bit Client も導入されます)または、Oracle 12.1.0.2 64bit client 導入後に、
Oracle 12.1.0.2 32bit client を導入すると発生します。
【回避策】
以下のいずれかの方法で、回避できます。
Regedit.exe 等を使用し、レジストリキー HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Oracle に、
文字列型 の名前:"inst_loc" 値:"C:\Program Files (x86)\Oracle\Inventory"
を作成した後に、Oracle 12.1.0.2 32bit client for Microsoft Windows を導入する。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node に、キー Oracle が存在しない場合は、
キー Oracle も作成してください。
Oracle 12.1.0.2 32bit client for Microsoft Windows を導入してから、
Oracle Database 12.1.0.2 for Microsoft Windowsまたは、
Oracle 12.1.0.2 64bit client for Microsoft Windowsを導入する。
この場合は、Xupperが使用する 32bit client を優先にするため、導入完了後に、
システム環境変数 PATH の設定を、次の順番に変更する必要があります。
32bitクライアントの$ORACLE_HOME\bin;64bitサーバーまたは64bitクライアントの$ORACLE_HOME\bin;
【参考】
以下の参考情報は、英語です。
バグID 20585473 : "[INS-10102]INSTALLER INITIALIZATION FAILED." INSTALLING ORACLE 12.1.0.2 32BIT
※ バグID 20585473 を検索するには、My Oracle Support にログインする必要があります。
https://support.oracle.com/epmos/faces/BugMatrix?id=23065669
Oracle Community FAQ
Unable to install 12c 32 bit client on same machine as 12c 64 bit server
https://community.oracle.com/message/13084281#13084281